永遠の楽園

昨日、飼っていた生き物が死んだ。

物音のしなくなった小屋は、まるで、夜中の遊園地の様に、ひっそりと息を潜めている。

終わりのない事なんてない。

はじまったすべてのことに終わりがある。

うるさくてイライラしたあの走り回る音が、また聞きたくて、
ごわごわして臭かった、毛の匂いがまた嗅ぎたくて、

人間って勝手だなと思った。


楽園は終わった。

安らかにお休み。

さようなら、僕の遊園地。

ありがとう。